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2025/12/27

京都☆GUCCI修理☆ドライビングシューズ

スエードコンビシューズのリカラー施工のご紹介です。

今回もご覧頂き、ありがとうございます。

革研究所 京都上京区店のナカガワです。


いよいよ2025年も残すところ4日となって参りました。

そんな中、京都の古刹「六波羅蜜寺」では、【空也踊躍念仏】が行われています。

800年もの間、「秘儀として非公開であった儀式なのですが、

そのルーツをたどると、平安時代中期の僧侶「空也」が、自分を癒してくれた鹿が

平貞盛によって射殺されたのを哀れみ、供養する「しし踊り」にたどり着きます。

「念仏を唱えながら踊る」と言う、珍しい形式で、無形文化遺産「風流踊」のルーツとも言われています。

 

革研究所京都市上京区店ではレザージャケット、パンツやシューズ、バッグに至るまで、

レザー製品のリペア、クリーニング全般を承ります!

レザー製は勿論、合成皮革や布製のアパレル類のリペア、クリーニングにも対応しております。

当店ではお客様のご要望にできるだけお応えしたいと思っております。

どんな内容でもお気軽にお問合せください!!!

目次

①BEFORE(施工前)の状態

②グッチについて、、、

③ダメージ部分の詳細画像

④AFTER(施工後)の画像

①施工前の状態

まずは、施工前の状態をご覧頂きたいと思います。

      

経年使用によるスレキズが全体に見られる状態です。

バックスキン(スエード)は、その特性としてカラーをいれても吸ってしまい、

色がのらない為、マスキングを施し、仕上げに防水加工で進めさせて頂きます。。

オーナー様のご要望をお聞きした所、

「全体的に綺麗にしたい」とのリクエストを頂きました。

ソールや内装はそこまでのダメージは無さそうですので、

今回の施工内容としましては、キズのリペア&クリーニングと、

全体の染め直しで対応させて頂く事になりました。

スエードのはげてしまった箇所は復旧出来ない旨をご了解頂き、

表革面の施工で進めさせて頂きます。

②グッチについてなど、、、

1921年 グッチオ・グッチ氏がフィレンツェのヴィーニャ・ヌオーヴァ通りに
      英国スタイルのラゲージ・ショップをオープンさせます。
      最初は、旅行用の革製品や馬具を中心としたショップでした。
1930年 トラベルバッグにキャンバスを採用し、耐久性を高めるのに成功。
      シグネチャーパターンの小さなダイヤが連なるディアマンキャンバスが登場。
1940年代半ば、バンブーヲバッグの持ち手に採用する画期的なアイデアで注目を浴びます。
      サドルシェイプの本体にバンブーハンドルを付けた「グッチ バンブー」の登場です。
1953年 ニューヨークに初のショップをオープン、国外進出を果たします。
1961年 「ジャッキー1961」を発表、様々なシグネチャーアイテムが誕生します。
      2代目のアルド・グッチがGGマークを考案。
1972年 ニューヨーク5番街に初のウェアを取り扱うショップをオープン。
1981年 ミラノファッションウィークの前身となるコレクションショーを開催。
1994年 婦人服部門のデザイナーだったトム・フォード氏をクリエイティブ・ディレクターに抜擢。
2006年 ハンドバッグ部門トップのフリーダ・ジャンニーニ氏を抜擢。
2015年 アクセサリー部門の無名だったデザイナー、アレッサンドロ・ミケーレ氏が就任。
      内部昇格で事業を拡大させていきます。
2022年 ヴァレンチノのサバド・デ・サルノ氏が就任し、新たな方向に舵を切ろうとしている気配です。

③ダメージの目立つ箇所のアップ画像

履き口にスレが削れが目立ちますね。

 

全体に、スムースレザーがくすんだ様になtっています。

 

スレや傷をこのまま放置して使い続けるとやがてひび割れてしまいます。

ヒビが入ってしまう前の段階での補修をお勧めします!

当店では、単純にダメージ部分を塗装のみで終わらせる施工ではなく、

1:クリーニング剤(脱脂)を用いての汚れ落とし

 リブやコバの部分を細心の注意を払ってマスキングを施し、

 次に皮革用クリーナーを用いて表面のクリーニングを行います。

 クリーニングで落とせる汚れにはどうしても限界が有りますが、

 クリーニングを施した状態で一旦仕上がり具合をご確認頂き、

 染め直しへ移行するかどうかのご判断頂くことも可能です。

2:キズを補修してフラットな状態を作ります。

 商品のマスキングを丁寧に施します(ここが最終の仕上がりに大きな差が出る、重要な工程です)。

 ここでコバや目立ったキズ、スレの補修を行い、ダメージを受けた箇所を修復します。

 このキズの修復材は革研究所独自開発の素材ですので、

 とても綺麗にキズやスレを補修することが出来ます!

3:下地処理を施して、色のノリを良くする下準備を行います。

 下地材を塗布し、コーティングされていないレザーや、

 スレ傷等で変色した箇所にカラーが乗りやすくしていきます。

4:そして、お色を調色、作成して塗布。

 ここが革研究所の真骨頂になります。

 革研究所の塗料はキズを修復する成分も含まれているので、細かい傷ですとこの段階で消す出来ます。 

 内側の日焼けや汚れの付着の少ない箇所のカラーを参考に調色を行います。

 少しづつ丁寧に着色と乾燥を繰り返し、全体にムラ無くとカラーが入れて行きます。

 革研究所では、お客様のご希望頂いたカラーをオーダーメイドで一点モノのカラーとして調色して作成します。

5:色止めして仕上。

 4で施工したカラーを定着させるコーティング的な工程になります。

 この工程で、ツヤ感の有りなしを調整する事になります。

 ツヤが強すぎたり、ツヤが無さすぎるとお客様のイメージと離れてしまう可能性があるので、

 事前に打ち合わせた、「新品時に近いツヤ」になるように塗布しました。

 この工程を経る事によって、長くお使い頂けるリペアが完成します。

以上の五工程でトータルにケアさせて頂きます。

④AFTER(施工後)の画像です。

それではご覧ください!

レザーの輝きが復活し、レザーの上質さが見て取れます!!

 

       

 

      

今回は、オプションの防水加工もうけたまわりました!!

履き口やトゥ、モックの前部も、すっかりキレイになりました。

いかがでしょうか??

均一な色目になり、傷も殆ど目立たなくなりました。

カラーを入れなおした事によって、これからも気持ちよくお使い頂けるのではないでしょうか?

当店では、レザーのメンテナンスグッズの販売も行っております。

革研究所で修理したレザーアイテムは、オリジナルのメンテナンスキットを使用して

しっかりとクリーニング、保湿を行うことで長くお使い頂けます。

HPで詳細情報記載しております。

まずは、上記のQRコードから【LINE】友達登録をして頂き、

トークからご相談内容をお知らせいただければ、

迅速に確認させていただき、当店より返信させて頂きます。

ソファー等の出張お見積りも京都市を中心に、府内全域、近郊対応させて頂きます!!

Mail:info@kyoto-s-kawa-kenkyujyo.com

ホームページURL :https://kyoto-s-kawa-kenkyujyo.com/

メールでのお問い合わせは、上記アドレスになります。

今回も当店のブログをお読みいただき、ありがとうございました!

革修理対応製品

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革の鞄(カバン)のスレやキズの補修、変色、革の色を変える(カラーチェンジ)までお任せください。VUITTON(ヴィトン)GUCCI(グッチ)等の革ブランド品も修理可能です。

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革財布(サイフ)、小銭入れ、キーケース等の小物全般の革のキズ、スレをキレイに修理いたします。CHANEL(シャネル)GUCCI(グッチ)等のブランド革小物の修理ももちろんOKです。

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男性物の革靴、女性物のブーツ等靴の革修理(スレ・キズの補修)も可能です。思い出の有る革靴等の修理はお任せください。もちろん革靴の修理に関してもブランド靴の修理可能です。

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革ソファー・革の椅子の修理実績も多数ございます。痛み具合によっては革の張替えも可能です。カッシーナ(CASSNA)等のブランドソファー修理もお気軽にご相談ください。

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自動車の革ハンドル・革シートの修理(リペア)も可能です。ベンツ・BMWなどの高級外車から、国産の自動車まで数多くの修理実績がございますのでお気軽にお問合せください。

店舗情報

革研究所 京都上京区店

所在地 〒602-8382
京都府京都市上京区末之口町1000-8-103
TEL:090-3272-7738

対応エリア
京都府 京都市近隣エリア

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