革修理|京都 ソファー・椅子・バッグ等革修理は革研究所
革修理ブログ
2025/10/07
京都 革バッグ修理☆Hermèsガーデンパーティ
エルメス☆ガーデンパーティ☆ダメージ補修&カラーチェンジ施工のご紹介です。
今回も当店のブログを御覧頂き、誠にありがとうございます。
革研究所 京都上京区店のナカガワです。
昨夜は「中秋の名月」でしたね。ここ京都市では、雲の無い絶好のお月見日和でした。
宇治川にかかる「観月橋」、桂川の上野(カミノと読みます)橋、嵯峨の「広沢池」と、
オートバイで夕涼みがてらの「プチナイトお月見ツーリング」を楽しめました。
過去のイメージでは、中秋あたりは、薄手の長袖シャツを羽織って、
ススキの穂が揺れている向こうに満月が浮かんでいるのを愛でるといった感じでしたが、
ここの所はと言うと、まだ蚊取り線香が必要で、半袖で当然になってきていませんか?
革研究所京都市上京区店ではバッグやお財布、レザージャケット等のクリーニングや修理のご依頼も承っております。
レザー製は勿論、合成皮革や布製のアパレル類のクリーニングにも対応しております。
当店ではお客様のご要望にできるだけお応えしたいと思っております。
どんな内容でもお気軽にお問合せください!!!
今回の御依頼品、エルメスと【ガーデンパーティ】について、少し呟いてみたいと思います。
1837年 ティエリ・エルメスがフランスはパリにて「高級馬具工房」として創業。
1867年 パリ万博に女性用の鞍を出展し、銀賞を受賞。(ティエリ)
1878年 ティエリ氏死去後、息子のシャルルがティエリの遺志を継ぎ、パリ万博で金賞受賞。
1892年 エルメス初のバッグ、「オータクロア」発表(バーキンの原型とも言われていますね)。
1920年 世界初、ファスナー付きバッグ「ブガッティ」発表。
1922年 美を追求するパイオニア、エミール・エルメス就任。
1925年 エルメス初のメンズウェア、ゴルフ用のブルゾンを発表。
1935年 「サック・ア・クロア(ケリーの原型)」発表。
1937年 4代目ロベール・デュマがエルメス初のシルクスカーフ「カレ」発表。
1938年 ブレスレット「シェーヌ・ダンクル」発表。
中略(とても書ききれません💦)
1988年 プレタポルテ・デザイナーにヴェロニク・ニシャニアン氏就任。
2004年 レディースプレタポルテデザイナーにジャン・ポール・ゴルチェ氏就任。
・・・続きは次回のエルメスご紹介の機会にさせて頂きますね💦
6世代にわたってファミリー経営を続け、クラフトマンシップを尊重したモノ造りで常に最高の品質を追求、伝承し、
世界のトップブランドとしての地位を確固たるものにしています。
《ガーデン・パーティ》
どんなシチュエーションにもフィットするデザインで、普段使いのみならず、トラベルバッグとしても活躍します。ゆったりとしたハンドルや、使い易い「クルー・ド・セル」ボタンでマチの調節が可能となっています。
この様な特徴的なディテールは、日常フィットしたバッグと言えます。
内部にポケットも付いているため、中の荷物が散らかってしまう事も防げます。
BIGサイズをチョイスすると、パソコン等のビジネスツール用品も収納でき、ビジネスシーンでも活躍出来ます。
この形が出来上がったことには、ガーデンパーティ誕生の経緯が関係しています。
ガーデンパーティーは1892年に発表されて以来、今日まで130年以上もの間、
エルメスを代表するアイテムとして確固たる地位を築いています。
元々、ガーデニング用品を収納し運ぶのを目的にデザインされたもので、
多様な形状のガーデニング用品を収納するには、マチの広さが必要とされます。
このデザインはガーデナーのみならず、現代の日常でも重宝するデザインとなっています。
開口部を閉じられるので、たくさん物を入れてもスッキリしたシルエットを保てます。
「荷物がかさばりがちで、どうしても機能優先のバッグになってしまう」という方にとっても、
スマートでお洒落にお使い頂けます。
また、細部へのこだわりも特筆もので。丈夫なステッチワークやインナーポケットやなど、
クラフトマンシップが随所に感じられます。
エルメスならではのディテールへの気配りが見て取れますね。
ガーデンパーティーは単なるバッグではなく、一生ものとして長く愛用できる特別な存在です。
それでは、いよいよ施工開始です。
①施工前の状態
②ダメージ部分の詳細画像
③施工後の画像
まずは、施工前の状態をご覧頂きたいと思います。
全体に経年劣化によるやキズやシミ、黒ずみが見られる状態です。
お気に入りでヘビーローテーションお使いになっていたのがよくワカリます。
お客様との打ち合わせを進めさせていただく中で、
「この機会に、シックなブラックにしたい」とのリクエストを頂きました。
そこで今回の施工内容は、全体のキズ修復とクリーニング、
そして色見本を頂いてカラーチェンジの施工で対応させて頂く事になりました。
② 傷の目立つ箇所のアップ画像
こちらはバッグとして使っている限り、避けられないダメージですね。
今回のご依頼品の様に、革の亀裂等がなく、強度も大丈夫な場合ケースですと、
丸ごと交換をしなくてもリペアで対応できます。
その方が修理費用も節約出来ますので、早めに修理する事で革の劣化も抑える事ができます。
このように持ち手や引手の劣化でお困りの方は、お早目に相談して頂くことを強くお勧めします!
底面コーナー部分、スレやコバのダメージが目立ちます。
当店では、単純にダメージ部分を塗装のみで終わらせる施工ではなく、
1:クリーニング剤(脱脂)を用いての汚れ落とし
まずは商品のマスキングを丁寧に施し(ここが最終の仕上がりに大きな差が出る、重要な工程です)、
皮革用クリーナーを用いて表面のクリーニングを行います。
クリーニングで落とせる汚れにはどうしても限界が有りますが、
クリーニングを施した状態で一旦仕上がり具合をご確認頂き、
染め直しへ移行するかどうかのご判断頂くことも可能です。
染め直しに移行した場合は、染め直し料金のみで対応させていただきます。
2:キズを補修してフラットな状態を作ります。
ここでコバや目立ったキズ、スレの補修を行い、
ダメージを受けた箇所を修復します。
このキズの修復材は革研究所独自開発の素材ですので、
とても綺麗にキズやスレを補修することが出来ます!
3:下地処理を施して、色のノリを良くする下準備を行います。
下地材を塗布し、コーティングされていないレザーや、
スレ傷等で変色した箇所にカラーが乗りやすくしていきます。
4:そして、お色を調色、作成して塗布。
ここが革研究所の真骨頂になります。
革研究所の塗料はキズを修復する成分も含まれているので、細かい傷ですとこの段階で消す出来ます。
内側の日焼けや汚れの付着の少ない箇所のカラーを参考に調色を行います。
少しづつ丁寧に着色と乾燥を繰り返し、全体にムラ無くとカラーが入れて行きます。
革研究所では、お客様のご希望頂いたカラーをオーダーメイドで一点モノのカラーとして調色して作成します。
5:色止めして仕上。
4で施工したカラーを定着させるコーティング的な工程になります。
この工程で、ツヤ感の有りなしを調整する事になります。
ツヤが強すぎたり、ツヤが無さすぎるとお客様のイメージと離れてしまう可能性があるので、
今回は事前に打ち合わせた、「マッドなブラック」になるように塗布しました。
この工程を経る事によって、長くお使い頂けるリペアが完成します。
以上の五工程でトータルにケアさせて頂きました。
③ 施工後の画像
表面が整い、均一な色目になっているのがお分かりいただけると思います。
持ち手部分のアップです。
ケバ立ちがすっかり目立たなくなりました。
底面、コバ部分も、ダメージがほぼ無くなり、違和感の無い感じで復活しました。
内装も同色でカラーを入れ、まとまった印象になりました。
いかがでしょうか??
シミも殆ど目立たなくなりました。
ダメージを修復し、色を入れなおした事によって、トップブランドとしての「気品」と「風格」が復活し、
これから気分も新たに、大切にお使い頂けると嬉しく思います!!
レザーメンテナンスグッズのご紹介です。
当店では革のケアグッズも販売しております。
クラウンメンテナンスキット
レザー製品のメンテナンスに必要なクリーナー・オイル・スポンジ・クロスと、
お手入れ方法マニュアルをセットにした商品です。
内容量:クリーナー・オイルともに容量150ml(当店規定)
価格:5,000円(税別)原産国:日本製
クラウン クリーナー&オイルセット
革製品のメンテナンスに必要なクリーナー・オイル・お手入れ方法マニュアルをセットにした商品です。
携帯に便利なハンディーサイズとなっておりますので、
旅行や職場にお持ち頂き、こまめなメンテナンスをして頂けると思います。
内容量:クリーナー・オイルともに容量30ml(当店規定)
価格:2,000円(税別)原産国:日本製
革製のお財布やウェア、ブーツ等のダメージでお困りの際は、
革研究所 京都上京店にお気軽にご相談してください!!
ブランド品に限らず、思い出の詰まった品、
愛着があって手放すのがためらわれるバッグやジャケットなど、
京都市を中心に、府内全域、近郊地域対応させて頂きます!!
まずは、下記のQRコードから【LINE】友達登録をして頂き、
トークからご相談内容をお知らせいただければ、
迅速に確認させていただき、返信させて頂きます。
ホームページURL : https://kyoto-s-kawa-kenkyujyo.com/
Mail:info@kyoto-s-kawa-kenkyujyo.com
※大変申し訳ありませんが、現在、当店工房は準備中につき、ご来店の対応はお受けしておりません。
お問合せはお写真が簡単に送れるLINEが便利です。
上記QRコードからアクセスしてください。
今回も当店のブログをお読みいただき、ありがとうございました!
対応エリア 京都府および近隣エリア
革製品リペア価格表
ベースとは【クリーニング+スレ傷補修+染め直し+色止め加工】コース
クリーニングのみ施工とは、クリーニング+【保湿ケア】が含まれるコースです。
※汚れの種類により落ちないものもあります。
・ベース価格バッグ・小物関係(持ち手込み※40cm未満2本まで)
Sサイズ(タテ+ヨコ 35cm未満) 14,370円
Mサイズ(タテ+ヨコ 60cm未満) 17,570円
Lサイズ(タテ+ヨコ 90cm未満) 20,760円
LLサイズ(タテ+ヨコ 91cm以上) 25,560円〜
・財布等の小物 9,590円持ち手(ハンドル)
※1本当たりの料金 3,190円
・部分補修(タテ+ヨコ=16cm未満)
※1箇所当たりの料金 3,190円
オプション価格(ベース価格により変わります)
・トップコート加工(防汚加工)
ベース価格+10%増し〜
・撥水加工(シミ防止加工)
ベース価格+30%増し〜
・破れ補修※破れの劣化具合により仕上がりに差が出ます。
1箇所+4,790円増し〜特殊素材加工 ラムレザー ベース価格+50%増し〜
・カーフスキン等の柔らかい素材
・オーストリッチエナメル加工起毛革ステッチ(糸目カラー)残し加工
ベース価格+50%増し〜
・パイピング・コバ再生施工
ベース価格+50%増し〜
・編み込み加工製品施工(ボッテガヴェネタ等の商品)
ベース価格+50%増し〜
・裏地施工※バックの内側やポケット内部となります。
ベース価格+50%増し〜
・ショルダー部施工(※60cm以上)
別途見積もり
・シャネル等ショルダー部チェーン分解施工
1商品+4,790円増し〜
・カラーチェンジ
ベース価格+50%増し〜
・スピード施工※店舗により納期が異なります。
ベース価格+50%増し〜
・ツートン施工(2色施工)※3色以上は別途見積
ベース価格+50%増し〜
革鞄・バック修理
革の鞄(カバン)のスレやキズの補修、変色、革の色を変える(カラーチェンジ)までお任せください。VUITTON(ヴィトン)GUCCI(グッチ)等の革ブランド品も修理可能です。
財布・小物修理
革財布(サイフ)、小銭入れ、キーケース等の小物全般の革のキズ、スレをキレイに修理いたします。CHANEL(シャネル)GUCCI(グッチ)等のブランド革小物の修理ももちろんOKです。
革靴・ブーツ修理
男性物の革靴、女性物のブーツ等靴の革修理(スレ・キズの補修)も可能です。思い出の有る革靴等の修理はお任せください。もちろん革靴の修理に関してもブランド靴の修理可能です。
革衣類修理
革ジャン、革コート・革のジャケット等革衣類の修理、補修もお任せください。部分的なスレ・キズの補修から、革全体の色を変える(カラーチェンジ)まで幅広く対応いたします。
ソファー・椅子修理
革ソファー・革の椅子の修理実績も多数ございます。痛み具合によっては革の張替えも可能です。カッシーナ(CASSNA)等のブランドソファー修理もお気軽にご相談ください。
自動車内装修理
自動車の革ハンドル・革シートの修理(リペア)も可能です。ベンツ・BMWなどの高級外車から、国産の自動車まで数多くの修理実績がございますのでお気軽にお問合せください。
所在地 京都府京都市上京区
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京都府 京都市近隣エリア
当店の革修理は革の事を知り尽くした熟練職人が一点一点丁寧に修理・補修いたします。思い出の有る大切な革製品を安心してお任せください。また、ブランド品(VUITTON・CHANEL・GUCCI等)の革修理経験も豊富です。革のキズやスレの補修はお任せください。革修理の御見積やお問合せはもちろん無料です。