革修理|京都 ソファー・椅子・バッグ等革修理は革研究所
革修理ブログ
2025/06/29
CHANEL☆マトラッセウォレット☆リペア施工になります。
シャネル☆マトラッセ財布☆キャビアスキン☆全体リペア施工になります。
梅雨も後半?いやいや、もう梅雨明け?と思っていたら、アポナシで観測史上最速の6月中に梅雨明け宣言でしたね。
なんだかよくワカラナイ気候ですが、あっっっっつい京都の夏が到来です。
京都では、「祇園祭に梅雨明け」と言う言い伝え?都市伝説?があります。
私の記憶の中でも、たしかに祇園祭りの山鉾巡行(七月二、三週目)あたりで梅雨明け宣言のイメージがあります。
祇園祭り自体は、七月の一か月をかけて様々な行事を経て行われます。
近年、「イニシエの形態に戻そう」と山鉾を二つのグループに分け、
それぞれ「先祭り」「あと祭り」として巡行が行われています。
「先祭り」に派手めのスターが多く、前夜、前々夜祭(宵山、宵々山と称します)の歩行者天国では
多くの屋台も出る為、人出も多く注目されがちです。
しかし、ローカルの大人たちは「あと祭り」に繰り出し、地元の居酒屋さんやBARなどがその期間限定で、
店頭で提供して頂けるおサケやフードを楽しみにしています。
先祭りに比べて人出が少なく、ゆっくりと山や鉾を見物できますよ?
年々暑さがキビシクなっていますが、夏まつりで一服の涼を楽しんでみませんか?
さて本日は、キャビアスキン素材のお財布の補修のご紹介になります。
今回もご覧頂き、ありがとうございます。
革研究所 京都市上京区店の中川です。
革研究所京都市上京区店ではバッグやジャケット、革パンツ等のクリーニングのご依頼も承っております。
レザー製は勿論、合成皮革や布製のアパレル類のクリーニングにも対応しております。
当店ではお客様のご要望にできるだけお応えしたいと思っております。
どんな内容でもお気軽にお問合せください!!!
今回のご依頼品「シャネル マトラッセ」について少々呟いてみたいと思います。
1910年にココ・シャネルによってフランスで創業した「CHANEL」ですが、
創業当時からブラックを中心に展開した事で、「喪服のイメージが強い」と敬遠された時期がありました。
しかし、あえてファッションにブラックを取り入れ、「新しいレディース」の世界を作り上げ、
常に革新的、シンプルで洗練されたブランドとして確固たる地位を築き上げました。
ジャージーの素材やツイードのジャケットやスーツ、バイカラーのパンプス、
キルティング技法を取り入れたバッグ等々、彼女の産み出したスタイルは、時代に左右されない
永遠のスタンダードとなっています。
オートクチュールを筆頭に、バッグやシューズ、時計や宝飾品は勿論、
フレグランスブランドとしてもトップクラスの知名度を誇っています。
世界各国の著名人やセレブ達にも抜群の人気を誇っており、
エルメスと双璧をなすハイブランドの代表と言っても過言ではないと思われます。
1952年、アメリカの[TIME]誌の表紙を飾った女優、マリリン・モンローが
紙面で、「インタビューの際、寝るときは何を着てるのですか?と聞かれたから、
シャネルの№5だけよと答えたの」とのエピソードが掲載され、大きな反響を呼んだのは、
あまりにも有名な話ですね。
70年経った現在でも、マリリン・モンローとシャネルの関係は切っても切り離せないモノとなっており、
モンローをトリビュートした№5が発売された程です。
現在の企業としてのシャネルは、フランスの大富豪、
アラン・ヴェルテメールとジェラール・ヴェルテメールの共同所有として運営されています。
脱線してしまった様ですので、時を戻したいと思います。
「マトラッセ」とは、フランス語で「綿入れをする」と言う、キルティング用語です。
シャネルのアイコン的なデザインで、様々なバッグや財布などにに採用されています。
最高級のレザーを厳選して使用し、流行に左右されない確固たる地位を築いています。
全ての年代に幅広く愛用されている点でも、世界的なスタンダードと言えるのではないでしょうか?
今回の素材、「キャビアスキン」は、主に孔牛の革を型押しでつけるツブツブの模様が、
キャビアの様である所から名付けられました。
その光沢は、独特の高級感を放ち、同時にキズつきにくい特性も併せ持っています。
それでは、いよいよ施工開始です。
目次
まずは、施工前の状態をご覧頂きたいと思います。
大切にご使用になっていたのがわかるのですが、
全体に通常使用による経年劣化やキズ、汚れなどが見られる状態です。
ご覧の様にステッチ部を中心にに汚れ、傷が目立ってしまっています。
レザーにキルティングやキャビアスキン独特のツブツブの加工をほどこした製品の特性として、
ステッチや凹部分の汚れの沈着はどうしても仕方のないモノです。
オーナー様のご要望をお聞きした所、色々なリペアショップを比較検討し、
最終的に革研究所のHPをご覧頂いて
「どのような施工なのか、詳しい施工内容を知りたい」とご相談をいただきました。
お客様との打ち合わせを進めさせていただく中で、
「出来るだけ元の(新品に近い)状態に戻したい」とのリクエストを頂きました。
そこで今回の施工内容は、全体のキズ修復とクリーニング、
そして元色に出来るだけ近いを入れなおす施工で対応させて頂く事になりました。
全体に、スレ傷や白く浮き上がったような汚れが目立ちますね。
コバ部分にも、経年によるスレ傷が目立っています。
今回のご依頼品は、ファスナーのメッキ部分には、そこまでダメージは見られなかったので、
丁寧にマスキングして進めて行きました。
当店では、単純にダメージ部分を塗装のみで終わらせる施工ではなく、
1:クリーニング(脱脂)を用いての汚れ落とし
まずは商品のマスキングを丁寧に施し(ここが最終の仕上がりに大きな差が出る、重要な工程です)、
皮革用クリーナーを用いて表面のクリーニングを行います。
クリーニングで落とせる汚れにはどうしても限界が有りますが、
クリーニングを施した状態で一旦仕上がり具合をご確認頂き、
染め直しへ移行するかどうかのご判断頂くことも可能です。
染め直しに移行した場合は、染め直し料金のみで対応させていただきます。
2:キズを補修してフラットな状態を作ります。
ここでコバや目立ったキズ、スレの補修を行い、
ダメージを受けた箇所を修復します。
このキズの修復材は革研究所独自開発の素材ですので、
とても綺麗にキズやスレを補修することが出来ます!
3:下地処理を施して、色のノリを良くする下準備を行います。
下地材を塗布し、コーティングされていないレザーや、
スレ傷等で変色した箇所にカラーが乗りやすくしていきます。
4:そして、お色を調色、作成して塗布。
ここが革研究所の真骨頂になります。
革研究所の塗料はキズを修復する成分も含まれているので、細かい傷ですとこの段階で消す出来ます。
少しづつ丁寧に着色し、乾燥を繰り返し、全体にムラ無くとカラーが入れて行きます。
革研究所では、お客様のご希望頂いたカラーをオーダーメイドで一点モノのカラーとして調色して作成します。
5:色止めして仕上。
4で施工したカラーを定着させるコーティング的な工程になります。
この工程で、ツヤ感の有りなしを調整する事になります。
ツヤが強すぎたり、ツヤが無さすぎるとお客様のイメージと離れてしまう可能性があるので、
事前に打ち合わせた、「ほどほどにいい感じのツヤ」になるように塗布しました。
この工程を経る事によって、長くお使い頂けるリペアが完成します。
以上の五工程でトータルにケアさせて頂きました。
それではご覧ください!
表面が整い、ブラックの存在感が増しているのがお分かりいただけると思います。
ステッチやコバの部分も、元色に出来るだけ近づけたブラックにした事で、
シックで上品なイメージが復活しました。
いかがでしょうか??
傷も殆ど目立たなくなりました。
ダメージを修復し、色を入れなおしたした事によって、ハイブランドとしての「気品」と「風格」が復活し、
これから気分も新たに大切にお使い頂けると嬉しく思います!!
クラウンメンテナンスキットのご紹介です。
レザー製品のメンテナンスに必要なクリーナー・オイル・スポンジ・クロスと、
お手入れ方法マニュアルをセットにした商品です。
革研究所で修理したお品は、メンテナンスキットでしっかりとクリーニング、
保湿を行うことで長くお使い頂けます。
内容量:クリーナー・オイルともに容量150ml(当店規定)
価格:5,000円(税別)
原産国:日本製
革製品のメンテナンスに必要なクリーナー・オイル・お手入れ方法マニュアルをセットにした商品です。
革研究所で修理したあとは、メンテナンスキットでしっかりとクリーニング、
保湿を行うことで長くお使い頂けます。
携帯に便利なハンディーサイズとなっておりますので、
旅行や職場にお持ち頂き、こまめなメンテナンスをして頂けると思います。
内容量:クリーナー・オイルともに容量30ml(当店規定)
価格:2,000円(税別)
原産国:日本製
☆ご使用上の注意点☆
☆本製品は、全ての汚れをクリーニング出来ることをお約束するものではございません。
素材や汚れ等により、効果には差が出ます。
☆皮革表面が褪色している場合や、皮革表面が擦れたり、傷ついている場合は、
皮革表面の汚れではないので、本製品でそれを除去出来るものではございません。
☆エナメル加工やガラス加工された皮革製品の皮革表面の汚れを除去することはできますが、
加工された皮革表面が白く曇っている場合や変色してしまっている場合は、
皮革表面の汚れではなく、表面加工の劣化や剥離、傷等の原因の可能性が考えられます。
そのようなケースですと、本製品を使用しても加工表面の光沢を再現させる事は困難です。
そのような場合は、まずは当店へリペアのご相談下さい。
☆色移りして変色してしまったレザー製品は、色移りが原因でその部分が染色されてしまっているため、
通常の汚れとは異なり、本製品を使用してもオリジナルカラーが復元することはございません。
そのような場合は、とにかく当店へリペアのご相談下さい。
☆デリケートな仕上げを施している皮革もあるため、皮革表面を強く擦りすぎないよう注意して下さい。
レザーグッズをプレゼントにお考えの際、ご一緒に贈っていただくと、
喜ばれる事ウケアイですね!!
※大変申し訳ありませんが、現在、ご来店の対応はしておりません。
Mail:info@kyoto-s-kawa-kenkyujyo.com
ホームページURL : https://kyoto-s-kawa-kenkyujyo.com/
革製のお財布やウェア、ブーツ等のダメージでお困りの際は、
革研究所 京都上京店にお気軽にご相談してください!!
ブランド品に限らず、思い出の詰まった品、
愛着があって手放すのがためらわれるバッグやジャケットなど、
京都市を中心に、府内全域対応させて頂きます!!
まずは、上記のQRコードから【LINE】友達登録をして頂き、
トークからご相談内容をお知らせいただければ、
迅速に確認させていただき、返信させて頂きます。
今回も当店のブログをお読みいただき、ありがとうございました!
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当店の革修理は革の事を知り尽くした熟練職人が一点一点丁寧に修理・補修いたします。思い出の有る大切な革製品を安心してお任せください。また、ブランド品(VUITTON・CHANEL・GUCCI等)の革修理経験も豊富です。革のキズやスレの補修はお任せください。革修理の御見積やお問合せはもちろん無料です。
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