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2026/10/13

京都/CHANEL「マトラッセ」チェーンショルダーバッグの修復事例をご紹介いたします。

CHANEL☆マトラッセ スレ・色褪せ補修のご紹介
永く寄り添ってきた名品が、再び美しく輝くまで。

革研究所 京都上京区店のナカガワです。
数あるブログの中から当店の記事をご覧いただき、心より御礼申し上げます。

本日は、世界中の女性が憧れ続ける名品――
CHANEL「マトラッセ」チェーンショルダーバッグの修復事例をご紹介いたします。

長年大切に使ってきたバッグが、ふと疲れた表情を見せ始めると、
「もう使えなくなってしまうのかな…」と不安を抱かれる方も少なくありません。
ですが、上質なレザーは適切なケアを施すことで、
まるで 時が巻き戻ったかのような美しさ を取り戻します。
それは、持ち主の思い出や時間までも優しく包み込むような、特別な変化です。

目次
① シャネルについて少々
② 施工前の状態
③ ダメージの詳細
④ 革研究所の5工程
⑤ 施工後の仕上がり

① シャネルについて少々
〜女性の生き方を変えた、ひとりの女性の物語〜
CHANELというブランドを語るとき、私たちは単に「高級ブランドの歴史」を振り返っているのではありません。
それは、ひとりの女性が時代の価値観を変え、

世界中の女性の生き方そのものを軽やかに変えていった“革命の物語”を辿ることでもあります。

■孤児院で育った少女が、世界の価値観を変えるまで
ココ・シャネル(ガブリエル・シャネル)は、決して裕福な家庭に生まれたわけではありません。
幼い頃に母を亡くし、父に捨てられ、修道院の孤児院で育ちました。
そこで彼女は、修道女たちが身につける質素で機能的な衣服、
そして鍵を腰に下げるチェーンの音を毎日のように聞きながら育ちます。

この“質素さ”と“機能性”は、後のシャネルのデザイン哲学に深く刻まれました。
華美な装飾よりも、女性が自由に動けること。
重さよりも、軽やかさ。
束縛よりも、解放。

孤児院での経験は、彼女の美意識の原点となったのです。

■帽子店から始まった小さな革命
1910年、パリのカンボン通りに開いた小さな帽子店。
ここからシャネルの物語は静かに始まります。

当時の女性たちは、
・コルセットで身体を締め付け
・重たいドレスを着て
・動きにくい服を“美しさの象徴”とされ
まるで“飾り物”のように扱われていました。

そんな時代にシャネルは、
「女性がもっと自由に、美しく、自分らしく生きるための服」
を作り始めます。

これは単なるファッションの変化ではなく、
女性の生き方そのものを変える革命でした。

■ブラックを“悲しみの色”から“究極のエレガンス”へ
シャネルの象徴ともいえるブラック。
しかし当時、ブラックは“喪服の色”として扱われ、
日常の装いに使うことはほとんどありませんでした。

そんな時代にシャネルは、あえてブラックを多用します。

「喪服のようだ」と批判されながらも、
彼女はブラックが持つ“静かな強さ”と“究極の洗練”を信じていました。

黒は余計な装飾を排し、
女性そのものの美しさを際立たせる色。
その哲学は、後に“リトル・ブラック・ドレス”として世界中の女性のワードローブに革命を起こします。

シャネルは言います。
「シンプルさこそが、真の洗練である」

この言葉は、ブランドの根幹として今も息づいています。

■素材への革新:ツイード、ジャージー、そしてキルティング
シャネルが革新的だったのは色だけではありません。

●ジャージー素材
男性の下着やスポーツウェアに使われていたジャージー素材を、
女性の服に取り入れたのはシャネルが初めてでした。

軽く、動きやすく、身体に優しく寄り添う素材。
それは、女性の生活を大きく変える一歩となりました。

●ツイード
ツイードのスーツは、女性の体を美しく見せながらも窮屈さを感じさせず、
“働く女性”という新しい時代の象徴となりました。

●キルティング
そして、シャネルを語るうえで欠かせないのがキルティング。
馬術の世界で使われる鞍やジャケットのステッチから着想を得たと言われ、
ふっくらとした立体感と耐久性を兼ね備えたこの技法は、
ブランドの象徴として100年以上愛され続けています。

■マトラッセ誕生の背景
「マトラッセ」とはフランス語で“綿入れ”を意味する言葉。
その名の通り、ふっくらとしたキルティングが特徴で、
持つ人の仕草までも美しく見せる絶妙な立体感があります。

さらに、チェーンショルダーのデザインは、
修道院で育ったシャネルが幼い頃に見た修道女の鍵のチェーンがルーツとも言われ、
彼女の人生そのものがデザインに息づいています。

マトラッセは単なるバッグではなく、
「女性の生き方を軽やかに変えた歴史的アイコン」
なのです。

■香りの伝説:No.5とマリリン・モンロー
1952年、TIME誌の表紙を飾ったマリリン・モンロー。
記者に「寝るときは何を着ているの?」と尋ねられ、
彼女は微笑みながら答えました。

「シャネルのNo.5だけよ」

この一言は世界中に衝撃を与え、
No.5は“永遠の名香”として歴史に刻まれました。

シャネルが持つ物語性と普遍性を象徴する、あまりにも有名なエピソードです。

■ココマークに宿る哲学
シャネルの象徴であるココマークは、
控えめでありながら圧倒的な存在感を放つ特別な意匠。

それは単なるロゴではなく、
シャネルが100年以上守り続けてきた哲学と美意識が凝縮された“ひとつの物語”。

バッグ全体に“品格”を与え、
持つ人の魅力をそっと引き立ててくれます。

■シャネルが女性に与えたもの
シャネルが残した最大の功績は、
“美しい服”ではなく、
“女性が自由に生きるための価値観”でした。

・軽やかに歩ける服
・自分らしくいられる色
・人生を彩るバッグ
・香りで自分を表現するという文化

シャネルは、女性の人生そのものを豊かにしたブランドです。

② 施工前の状態
今回のお客様は店頭にお持ち込みくださり、対面でお品物を確認いたしました。
ご要望は
「全体の色を綺麗に戻したい」
というもの。

   

 

拝見すると、
・フラップ部分の色褪せ
・表面の細かなキズ
・経年によるくすみ
が全体に広がり、少し疲れた印象に。

長年のご愛用による自然な変化ではありますが、
このまま使い続けるとひび割れの原因にもなるため、
まさに“最適なケアのタイミング”でした。

③ ダメージの詳細

    

 

フラップの色褪せ

表面の細かなキズ

経年によるくすみ

細部にまでダメージが広がっており、
本来の鮮やかなレッドが少し影を潜めている状態でした。
バッグ全体の印象がやや沈んで見えるため、
ここから丁寧に美しさを引き出していきます。

④ 当店の5工程による修復
革研究所では「ただ塗るだけ」の簡易施工は行いません。
素材に合わせた 5つの丁寧な工程 で、レザー本来の美しさを引き出します。

クリーニング(脱脂)
 専用クリーナーで汚れ・皮脂をしっかり除去。
 仕上がりを左右する最重要ステップです。

キズ補修
 独自開発の補修材でスレやキズを整え、なめらかな質感へ。

下地処理
 カラーが均一にのるよう、下地材を丁寧に塗布します。

調色・着色
 バッグだけの“オーダーメイドカラー”を調色し、少しずつ丁寧に着色。
 ムラなく上品な仕上がりへ導きます。

色止め・コーティング
 ツヤ感を調整しながらコーティング。
 摩擦や色移りを防ぎ、美しさを長く保てる状態へ。

⑤ 施工後の仕上がり
それではご覧ください。

        

 

   

 

鮮やかなイタリアンレッドが見事に復活し、
マトラッセ特有のふっくらとした艶がよみがえりました。

スレ傷はほとんど目立たなくなり、
シャネルらしい 気品と存在感 がしっかり戻っています。

いかがでしょうか??
再び、持つたびに気分が上がる――
そんなバッグとして、お客様の毎日に寄り添ってくれることでしょう。

カラーチェンジ施工のご紹介

 

レザーアイテムは、修理や補修だけでなく「色を変える」という選択肢によって、

まったく新しい表情を楽しむことができます。

「今の雰囲気を少し変えてみたい」 「色褪せが気になってきて、見た目を整えたい」

そんなタイミングでとても有効なのが、レザーのカラーチェンジです。

買い替えとは違う形でお気に入りを活かしながら、気分までリフレッシュできる魅力があります。

 ◆カラーチェンジの基本は“元の色より濃い色”

革はとても繊細で、環境の影響を受けやすい素材です。 そのため、カラーチェンジにはいくつかの技術的なポイントがあります。

特に重要なのが、 「元の色より濃い色への変更が安心」 という点です。

革の内部には、元の染料がわずかに残っています。 そのため、薄い色へ変更すると、

時間の経過とともに下地の色が浮き上がってくるリスクが高くなります。

見た目の安定性や耐久性を考えると、どうしても不利になってしまうのです。

技術的には薄い色への変更も可能ですが、 長く美しい状態を保つためには、濃い色への変更が最も安定した選択となります。

 ◆おすすめの濃色:ブラック・ダークブラウン・ネイビー

濃い色の中でも、 ブラック・ダークブラウン・ネイビーは特に相性が良く、

  • ムラが出にくい

  • 経年変化に強い

  • 上品で落ち着いた印象に仕上がる というメリットがあります。

ビジネスシーンにも使いやすく、男女問わず人気の高い色味です。

 ◆素材の状態を拝見しながら、最適な色をご提案

革の種類、現在の状態、仕上げ方法、使用環境によって、 「どの色が最も美しく仕上がるか」は変わります。

同じ黒でも、 艶の出方・マット感・深み・雰囲気が大きく異なるため、 実物を拝見しながら、

素材の個性とお客様のイメージに合わせて 最適なカラーをご提案いたします。

「買い替えるほどではないけれど、見た目を整えたい」 「落ち着いた色に変えて、より上品に使いたい」

そんなご希望にも、カラーチェンジはとても効果的です。

気になる点があれば、どの段階でもお気軽にご相談ください。 素材の特性を踏まえ、

長く安心して使える仕上がりをご案内いたします。

◆なぜメンテナンスが必要なのか?
革は“呼吸する素材”と言われるほど、環境の影響を受けやすい素材です。
乾燥や湿気、摩擦などによって状態が変化し、放置すると劣化が進んでしまいます。
定期的にクリーニングと保湿を行うことで、
- 色あせやひび割れを防ぐ
- 革本来の柔らかさを保つ
- 汚れがつきにくくなる
- 長く愛用できる
といったメリットがあります。
修理後の美しい状態を長く保つためにも、ご自宅でのケアはとても大切です。

お問い合わせ方法

ご相談やお問い合わせは、下記QRコードからLINE友だち登録をしていただき、
トーク画面からご相談内容とお写真をお送りください。

          

ご依頼方法は、当HPトップにある「革修理の流れ」に詳しく説明させて頂いております。
宅配便等でお送り頂く際は、HPトップの「お申込書PDFダウンロード」でプリントアウトした書類に
ご記入頂き、同梱して頂ける様にお願いいたします。

 

ご相談、お見積りは無料です。

宅配便で全国から受付可能です!

ホームページURL : https://kyoto-s-kawa-kenkyujyo.com/
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        革研究所京都上京区店

  京都市上京区七本松通一条上がる末之口町1000-8

   多田マンション103

 (コーナン西陣上七軒店様の南隣の白いマンションの1Fになります)

  電話 075-406-0609

※納品等で外出している可能性もございますので、

 ご来店の場合は事前におおよその日時をお知らせ頂ければ幸いでございます。

ソファー等の移動困難な物は、出張見積もりも対応可能です。

出張可能エリア

(移動困難な大きな物や、複数あって送りにくいと言った場合にお問い合わせ下さい)

京都市全域(北区 上京区 左京区 右京区 中京区 東山区 下京区 西京区 南区 山科区)
亀岡市 宇治市 久御山町 向日市 八幡市  長岡京市 

他、近隣地域が都度ご相談下さい。

公共交通機関でのご来店

JR嵯峨野線 二条駅より徒歩26分(2.0Km)

 嵐電(京福電鉄) 北野白梅町駅より徒歩12分(600m)
 京都市バス 上七軒より徒歩3分(280m)
    (52系統のバス停は目の前です)

お車、バイクでのご来店

各高速ICから国道1号線「堀川五条」交差点を北へ⇒

「堀川今出川」交差点を西へ左折(信号左手前に西陣織会館があります )⇒

「上七軒」交差点を南へ左折 (セブンイレブン、スーパーKOHYO、サイクルショップKONSがあります) ⇒ 200m直進 ⇒

進行方向右手、「コーナン西陣上七軒店」の南隣の白いマンションの1Fが当店になります。
*当店には専用駐車場がありません。近隣駐車場をご利用下さい!!

 

今回も当店のブログをお読みいただき、ありがとうございました!

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店舗情報

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