革修理ブログ

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2026/06/27

京都 ブーツのメンテナンスをご紹介します。

REGALのサイドゴアブーツをご依頼頂きました。

今回も当店のブログを御覧頂き、誠に有難うございます。

革研究所 京都上京区店のナカガワでございます。

ーREGAL サイドゴアブーツを“育てる”という愉しみー

革靴を愛する大人にとって、足元は単なる装いの一部ではありません。
その人の価値観や美意識、そして歩んできた時間までも映し出す、大切な存在です。

今回ご紹介するのは、京都市内にお住まいのお客様よりお預かりした、

REGAL(リーガル)のサイドゴアブーツ。
長年履き込まれた一足には、持ち主の歩みが刻まれ、

同時に“これからも大切に育てていきたい”という想いが込められていました。

革研究所 京都上京区店として、そして革を扱う職人として、
このブーツが再び美しく息を吹き返すまでの過程を、丁寧にお伝えしてまいります。

目次 
① 施工前の状態
② REGALについて
③ ダメージの詳細画像
④ 施工後の画像

①. BEFORE(施工前の状態)
まずは施工前の状態をご覧いただきたいと思います。

   

サイドゴアブーツは構造上、甲やサイドにシワが入りやすく、
日常の摩擦によってトゥや側面にスレが生じやすい特徴があります。

   
今回お預かりしたブーツにも、

全体的な乾燥

表面の汚れ

トゥのスレ

細かなキズ

といった“履いてきた証”が随所に見られました。

しかし、革靴にとってこれらは決して欠点ではありません。
むしろ、革靴を愛する方ならご存じの通り、
革は手をかけた分だけ応えてくれる素材です。

今回のお客様からは、
「これからも経年変化を楽しみたいので、必要以上に新品のようにしないでほしい」
というご要望をいただきました。

つまり、
“味わいは残しつつ、コンディションを整える”
という、職人として最も繊細な判断が求められるメンテナンスです。

②REGALについて

リーガルは、日本の靴文化を語るうえで欠かせない存在です。

その背景には、アメリカントラッドの精神と、日本の職人文化が融合し、

長い年月をかけて育まれてきた独自の歴史があります。

単なる「靴のブランド」ではなく、時代ごとの価値観やファッションの変化を受け止めながら、

日本人の足元を支え続けてきた文化的存在でもあります。

 ● 1880年、アメリカ・マサチューセッツ州で始まった物語

リーガルの物語は、1880年にアメリカ・マサチューセッツ州ボストンで始まります。

「L.C.ブリス&カンパニー」が開いた一軒のシューズショップ。

この小さな店こそが、のちに世界中で愛されるブランドへと成長するリーガルの原点です。

その後、同社はアメリカを代表するブラウン社と合併し、

1913年に「リーガル・シュー・カンパニー」へと社名を変更。

アメリカントラッドを象徴するブランドとして、確固たる地位を築き上げました。

堅実で誠実なものづくりを重んじる姿勢は、この時代からすでに息づいていたと言えるでしょう。

 ● 日本のファッション史を変えた“VAN-REGAL”

1961年、日本製靴(現リーガルコーポレーション)はブラウン社と技術提携を結びます。

これにより、アメリカの本格的な靴づくりの技術が日本へと本格的に導入されました。

そして1963年、アイビーブームを牽引した<VAN>との協業により誕生したのが「VAN-REGAL」。

銀座テイジンメンズショップでの展開を皮切りに、店頭に並べばすぐに売り切れてしまうほどの人気を博し、

若者たちの憧れの象徴となりました。

リーガルはこの時代、単なる靴ではなく“文化”として若者の足元を支え、

ファッション史に大きな影響を与えたのです。

 ● 名作モデルの誕生

1969年に誕生した「2504」、1971年に登場した「2177」。 これらのモデルは、

リーガルの歴史を語るうえで欠かせない名作として、今なお多くのファンに愛され続けています。

クラシックでありながら普遍的なデザイン、そして長く履ける堅牢なつくり。

リーガルの哲学が形となった象徴的なモデルと言えるでしょう。

 ● 日本の足元を支えるブランドへ

1970年には「リーガルシューズ」1号店がオープンし、全国へと店舗展開が進みます。

1990年には商標権を取得し、社名をリーガルコーポレーションへ変更。

2002年には『The pride to share.』というブランドスローガンを掲げ、

時代に合わせた価値観を取り込みながら進化を続けてきました。

そして2025年。 23年ぶりのリブランディングにより掲げられた新テーマは “Always feel good”

よりライフスタイルに寄り添い、履く人の毎日を心地よくするブランドへと深化しています。

リーガルは、歴史を重ねただけのブランドではありません。 常に時代の空気を読み取りながら、

日本人の足元を見つめ続けてきた存在なのです。

REGALの靴づくり ― “長く履ける靴”という哲学

リーガルを語るうえで欠かせないのが、 「長く履ける靴をつくる」という揺るぎない信念 です。

これは創業当時から変わらず受け継がれてきた、リーガルの根幹にある哲学です。

 ● グッドイヤーウェルト製法という王道

リーガルの象徴ともいえるのが、堅牢で修理を重ねながら長く履ける「グッドイヤーウェルト製法」。

トラッドシューズの王道ともいえる製法で、履き込むほどに足に馴染み、味わいが増していきます。

日本人の足型に合わせた木型づくり、厳選された素材、履き心地の追求。

そのすべてを支えているのは、半世紀以上にわたる研究開発と、熟練職人の確かな技術です。

 ● 国内自社工場での徹底した品質管理

リーガルは国内自社工場での生産にこだわり、素材の選定から検査に至るまで徹底した品質管理を行っています。

“見えない部分こそ丁寧に”という姿勢は、日本の靴メーカーらしい誠実さそのもの。

この積み重ねが、長く愛される靴づくりを支えています。

 ● 1974年から続く“修理文化”

リーガルは、1974年から修理サービスを本格的に展開してきた、非常に稀有なブランドです。

新品をつくる以上に難しい修理作業を、純正パーツを使いながら丁寧に行う。

これは、靴を「買って終わり」ではなく、“購入後の時間”を大切にするブランドの姿勢を象徴しています。

長く履ける靴をつくり、長く履けるように支える。

リーガルの靴づくりは、まさに循環する価値を生み出す文化そのものです。

③ ダメージの詳細 画像
今回のサイドゴアブーツには、

乾燥

汚れ

トゥのスレ

細かなキズ

といったダメージが見られました。

    

 

    

 

しかし、革靴にとってキズやスレは“欠点”ではありません。
履き手の歩みを刻んだ“個性”であり、
それをどう活かすかが職人の腕の見せどころです。

お客様のご要望は、
「味わいは残したい。だけど、これからも気持ちよく履ける状態に整えてほしい」
というもの。

そこで今回は、
クリーニング → 油分補給 → 補色(カラークリーム)
という、革の生命力を取り戻すための王道メンテナンスを行いました。

④ AFTER(施工後の画像)
それではご覧ください。

    

革研究所オリジナルのクリーナーで汚れと古い油分を丁寧に落とし、
デリケートクリームで栄養を与え、
カラー入りシュークリームで補色と油分補給を行いました。

   

 

   

 

その結果、

・しっとりとした潤い

・元色に近い深いバーガンディ

・自然なツヤ

が蘇り、まるで革が再び“呼吸”を始めたかのような表情を見せてくれました。

トゥのキズも目立たなくなり、
全体の印象がぐっと上品に引き締まりました。

いかがでしょうか??

革靴は、手をかければ必ず応えてくれます。
今回のブーツは、その象徴のような仕上がりとなりました。

革靴を“相棒”に育てるという考え方

大人の男にとって、革靴とは単なるファッションアイテムではありません。

スーツの足元を引き締めるためだけの道具でもない。 むしろ、

日々の手入れを通して自分の価値観や美意識を映し出す、

“相棒”と呼ぶにふさわしい存在へと育っていくものです。

新品の革靴は、まだ無垢で、どこか緊張感をまとっています。

そこに自分の歩き方や癖、日々の過ごし方が少しずつ刻まれ、

磨くたびに艶が深まり、色に奥行きが生まれ、 やがて世界に一つだけの表情を持つ一足へと変わっていく。

この変化こそが、革靴を愛する大人の男が味わう“育てる愉しみ”なのです。 

メンテナンスが生み出す、革靴の進化

革靴は、手をかけた分だけ確実に応えてくれます。

定期的なメンテナンスを続けることで、見た目だけでなく履き心地や耐久性まで変わっていきます。

  • 色あせ防止 — クリームを入れるたびに色が締まり、深みが増す

  • ひび割れ防止 — 乾燥を防ぎ、革の寿命を大きく伸ばす

  • 柔らかさの維持 — 足に吸い付くようなフィット感が育つ

  • 汚れがつきにくくなる — 日常の使用でも気負わず履ける安心感

  • 長く美しく履ける — 年月を重ねても“品”が失われない

手入れをするたびに、革靴は少しずつ表情を変え、

まるで「今日も頼むぞ」と語りかけてくるような存在感を帯びていきます。

“育てる男”は、足元から美意識がにじみ出る

革靴を育てるという行為は、単なる趣味ではありません。

それは、物を大切に扱う姿勢であり、 自分のスタイルを自分でつくり上げていくという、

大人の男の美学そのものです。

忙しい日々の中で、ふと靴を磨く時間をつくる。

そのわずかな時間が、心を整え、気持ちに余裕を生み、 明日への活力を与えてくれる。

そんな“儀式”のような魅力が、革靴のメンテナンスにはあります。

そして何より、手をかけて育てた靴は、 新品では決して手に入らない“自分だけの風格”をまとっていきます。

履き込むほどに味が出て、磨くほどに艶が増し、 気づけば人生を共に歩む本当の相棒になっている。

それこそが、革靴を愛する大人の男性だけが味わえる特権です。

あなたの足元にも、“育てる愉しみ”を

革靴は、ただ履くだけでは本当の魅力を見せてくれません。

手をかけ、時間をかけ、向き合うことで初めて、 その奥深さと美しさが花開きます。

 当店おすすめ ― クラウンメンテナンスキット
● クラウン メンテナンスキット(150ml)
自宅で本格ケアをしたい方におすすめのフルセットです。
クリーナー、オイル、スポンジ、クロス、マニュアルが揃い、
革の汚れ落としから保湿まで一通り行えます。

価格:5,000円(税別)

● クラウン クリーナー&オイルセット(30ml)
持ち運びやお試しに最適なコンパクトセット。
出張や旅行先でも気軽にケアできます。

価格:2,000円(税別)

  革靴を愛するすべての紳士へ
リーガルは、アメリカで生まれ、日本で育ったブランドです。
その歩みは、トラッドを愛する大人の男性にとって、ひとつの指標ともいえる存在でしょう。

そして革靴のメンテナンスは、義務ではなく“愉しみ”です。
手をかけるほどに応えてくれる素材だからこそ、
その時間は豊かなものになります。

 

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    革研究所京都上京区店

  京都市上京区七本松通一条上がる末之口町1000-8

   多田マンション103

 (コーナン西陣上七軒店様の南隣の白いマンションの1Fになります)

  電話 075-406-0609

※納品等で外出している可能性もございますので、

 ご来店の場合は事前におおよその日時をお知らせ頂ければ幸いでございます。

ソファー等の移動困難な物は、出張見積もりも対応可能です。

出張可能エリア

(移動困難な大きな物や、複数あって送りにくいと言った場合にお問い合わせ下さい)

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JR嵯峨野線 二条駅より徒歩26分(2.0Km)

 嵐電(京福電鉄) 北野白梅町駅より徒歩12分(600m)
 京都市バス 上七軒より徒歩3分(280m)
    (52系統のバス停は目の前です)

お車でのご来店

各高速ICから国道1号線「堀川五条」交差点を北へ⇒ 「堀川今出川」交差点を西へ「左折(信号左手前に西陣織会館があります )⇒ 「上七軒」交差点を南へ左折 (セブンイレブン、スーパーKOHYO、サイクルショップKONSがあります) ⇒ 200m直進 ⇒ 進行方向右手、コーナン西陣上七軒店」の南隣の白いマンションの1Fが当店になります。

*当店には専用駐車場がありません。近隣駐車場をご利用下さい!!

今回も、当店のブログにお付き合い頂き、誠に有難うございました!!

革修理対応製品

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革鞄・バック修理

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革の鞄(カバン)のスレやキズの補修、変色、革の色を変える(カラーチェンジ)までお任せください。VUITTON(ヴィトン)GUCCI(グッチ)等の革ブランド品も修理可能です。

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革財布(サイフ)、小銭入れ、キーケース等の小物全般の革のキズ、スレをキレイに修理いたします。CHANEL(シャネル)GUCCI(グッチ)等のブランド革小物の修理ももちろんOKです。

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男性物の革靴、女性物のブーツ等靴の革修理(スレ・キズの補修)も可能です。思い出の有る革靴等の修理はお任せください。もちろん革靴の修理に関してもブランド靴の修理可能です。

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革ジャン、革コート・革のジャケット等革衣類の修理、補修もお任せください。部分的なスレ・キズの補修から、革全体の色を変える(カラーチェンジ)まで幅広く対応いたします。

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革ソファー・革の椅子の修理実績も多数ございます。痛み具合によっては革の張替えも可能です。カッシーナ(CASSNA)等のブランドソファー修理もお気軽にご相談ください。

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自動車内装

自動車の革ハンドル・革シートの修理(リペア)も可能です。ベンツ・BMWなどの高級外車から、国産の自動車まで数多くの修理実績がございますのでお気軽にお問合せください。

店舗情報

革研究所 京都上京区店

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当店の革修理は革の事を知り尽くした熟練職人が一点一点丁寧に修理・補修いたします。思い出の有る大切な革製品を安心してお任せください。また、ブランド品(VUITTON・CHANEL・GUCCI等)の革修理経験も豊富です。革のキズやスレの補修はお任せください。革修理の御見積やお問合せはもちろん無料です。

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